ニワトリの卵

 

 

 

小学3年生(多分)の時、学校のニワトリの飼育をやっていた。

 

たしか交代で3人くらいで世話をしていたと思う。

 

 

休みのある日、ニワトリが卵を産んだ。

 

ニワトリの卵は教頭先生のところにもっていくことになっていた。

 

 

いつものように教頭先生に持っていったら、

「よかったらもってかえりなさい」

といわれた。

 

産まれたばかりの卵はなんだか暖かくて、

すごくうれしくて、

急いで家に持って帰った。

 

 

母にみせると

「じゃあおいしくいただこうね」

と言われた。

 

子供心に傷ついた。

 

 

 

 

 

母は私の卵を食べようとしている!!

 

 

 

 

母の言葉に私はこう言い放った。

 

 

 

 

 

「・・・嫌だ!!!

ようこが育てるの!」

 

 

 

 

 

その日から私は卵を温め始めた。

われないようにハンカチやティッシュで包み、ずっと手で温めていた。

時にはドライヤーみたいなもので温めた。

 

 

 

 

 

早く生まれないかな・・早く生まれないかな・・

と、毎日毎日温めた。

 

 

 

そんなある日・・卵に線が入っていた。

 

 

 

 

 

ひび割れてしまったみたいだ。

 

馬鹿にみたいにビービー泣いた。

 

 

 

 

 

 

いや、実際馬鹿だった

 

 

 

 

いっぱい泣いていっぱい泣いて

決意した。

 

 

 

 

 

もうひよこは生まれない、

死んでしまったんだ。

お庭に埋めてお墓をつくろう、と。

 

 

 

 

 

その日のうちに庭に穴を掘り、卵を埋めた。

すごく悲しかった。

私のせいでニワトリの卵は死んでしまったんだ。

 

 

 

 

 

まだまだ子供でした。

 

たぶん

 

 

ひよこ→ニワトリ

 

 

 

ということさえも興奮していて忘れていたんでしょう。

なんで卵を育てようとしてたんでしょうね?

全く謎です。

未だに"小鳥さんを見ていたの事件"ぐらいに根強く家族の心に焼き付いているようです(謎

 

 

 

ドライヤーで温めていた時点で

あたしの飼育生活は終了してたとおもいます

 

 

 

 

教頭先生の言った

「よかったらもってかえりなさい」

 

 

 

「よかったらもってかえり(、食べ)なさい」

だったんでしょうね?

 

 

 

 

 

 

どうかあたしを哀れに思わないで下さい

お願いします(吐血

 

 

 

 

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